EXヴァージンオリーブオイル「エグレヒオ」とオリーブマルシェ

Tenny

2017年07月23日 18:44

 今月上旬の事ですが、東京・二子玉川で開催された「OLIVE JAPAN 2017  オリーブマルシェ」に行ってきました。このイベントは、日本初の国際オリーブオイルコンテストで受賞したオイルのお披露目&販売会です。きっかけとなったのが、偶然の出会い、いえいえ必然の出会いをした一丸典生さん。その時に頂いたEXヴァージンオリーブオイルのエグレヒオが、新たにオリーブオイルを見つめ直す、すばらしいきっかけとなりました。


 とってもスタイリッシュなこのオイルは、スペイン・アンダルシア地方のオーガニック。見本にと頂いたオイルをワクワクしながらまずスプーンでひとさじ。。。 あれ?このオイル、香りはすばらしく好みなんだけど、なんでこんなに辛いの~、そしてとっても苦い・・・。こんなに苦くて辛いオイル、とてもじゃないけどお客様になんて勧められない(泣)。それが私の第一印象でした。どうしてこんなのをくださったのか? 封を開いてしまったからには使わないともったいない。渋々いつものごとく、生野菜にかけてみる事に。そしたらペロッと舐めた時の苦さや辛さが感じられず、むしろとてもよいアクセントになって、単調な生野菜サラダが飽きることなく最後まで美味しく食べられたのです。

 その後検索してみると、なんと良いオリーブオイルとは、「辛くて苦い」そうで、ポリフェノールの含有量が多いのだとか。20年近くお店でオリーブオイルを扱ってきましたが、取引の営業さんからこんな話は聞いたことなく、これはやはり自分で勉強しないと!と今春ジュニアオリーブオイルソムリエの資格を取得いたしました。もちろん勉強もしたかったけど、もうひとつ受講のきっかけとして、昨今の空前のオイルブームに沸く日本において偽物が8割なんていう、良からぬ噂の事実を知りたいというのもありました。


 2日間、眠くなる間もなく引き込まれるような目から鱗の12時間。オリーブオイルの現実は、どんなに高くても、どんな高級デパートや有名レストランで扱っていようが偽造品はあるとの事。では私たちはこれから何をどう販売したらよいのか・・・。ある意味途方に暮れてしまうようなショッキングな出来事でした。


ワークショップにも参加。左側の男性が一丸さん。イケメンオリーブ男子です!


とっても暑い日でしたが、せっかく来たのだから各ブースをまわり、お客さんで来てた世田谷マダムの話を隣で立ち聞きしながら(笑)、情報収集。生のお客様の声ってすごく勉強になります!一丸さんが紹介して下さったブースに伺い、感慨深いお話をたくさん聞いてきました。

 受講時聞いた、今のオリーブオイルブームは、数十年前に日本にワインブーム(第一次?)が来た頃に似ているそうです。当時粗悪なワインも輸入されていたが、そこは熱くなる日本人・・・。それを正したのが、当時日本に出店していたフランス星付きレストランのシェフだったそうです。なんだかそれを聞いて、少しだけ嬉しくなりました。高級ワインの価値をわかっている日本人、本物のオリーブオイルは値段も張りますが、それを理解しないはずはない・・・。今回東京や名古屋で販売をされている方にもお話を伺いましたが、最初は全然だったし、今でもまだまだなんだそうです。だからこそ、これからのオリーブオイルの市場に期待が持てるし、本物のオリーブオイルはこんなにもすばらしいと胸を張って言えるし販売もできる。まだまだ未知だからこそ、より多くの方に伝えることも出来る・・・。

 良質なオリーブオイル生活を続けていますが、目に見えて身体が喜んでいるのを実感しています。日々オリーブオイルを摂らない日はほぼありませんが、美味しい!身体にいい!美容にもいい!と良い事ずくめ。エグレヒオだけでなく、良質オイルが今後入荷しますので、またご案内したいと思います。そして、学んだ事を少しづつでも発信していかないと 


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